日本人のシミで多い老人性色素斑は、レーザーを使って治すケースも多いです。老人性色素斑は、顔や手の甲など、紫外線があたりやすい場所によく見られるシミです。メラニン細胞が様々な理由から活性化し、メラニン色素を過剰に作ってしまうことでシミになります。中高年に多く見られますが、中には20代で老人性色素斑ができる人もいます。
老人性色素斑は、放置したままだと脂漏性角化症を発症することもあるので注意が必要です。老人性色素斑を防止するためには、日頃からの紫外線対策が必要です。外出する時は、日焼け止めをしっかり塗り、夏は日傘などを利用して、紫外線を直接浴びないように気を付けることが大事です。レーザー治療でシミを治す場合、まずクリニックへ行ってカウンセリングを受け、自分のシミの種類を確認します。
そして、医師より治療法を説明してもらい、レーザー治療の予約を入れます。施術当日は、メイクアップをクレンジングで落としてから施術に入ります。メラニンの色素に反応するレーザーを照射し、メラニンを含む細胞を破壊することで、色素沈着を改善していきます。1回から3回の照射で、老人性色素斑の改善が期待できます。
レーザー照射後、1週間ほどでかさぶたが剥がれ、新しい皮膚が生まれます。レーザーと併用して、強い漂白作用のあるハイドロキノンクリームや、レチノイン酸クリームを使うケースもあります。ハイドロキノンクリームやレチノイン酸クリームを使うと、効果が高くなるので人気があります。